昨日夕方、/永乃ゆち
昨日夕方、あの人に偶然会いました。
表情も分からないくらい遠い距離だったけれど
大きく手を振ると
大きく手を振り返してくれました。
あの人は急いでいる風で
わたしは足が悪いので駆け寄る事はできなかったのですが
(それに立場的にも許されませんから)
すごく嬉しくて心臓がドキドキして止まりませんでした。
あの人が見えなくなるまで
そこに独り立っていましたが
あの人の事、本当に好きなんだと改めて思ったら
なんだか泣けてきました。
夕立でも降れば格好もつくのでしょうが
太陽は赤々と燃え落ちる間際で
長く伸びた影
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