悟り/
HAL
時30分の間に
眠った感覚もなく眼が醒めてもう眠れない
そこから朝までがぼくが詩を編む時間になる
別に頭がぼんやりとしている訣ではない
でも朝陽が昇り始める頃からは一日中
ぼくは眠い眠いと想いながら仕事をする
洗濯だって掃除だって仕事の合間にする
それがいつもの変わらないぼくの平凡な一日
なぜ麻酔も睡眠薬も効かないかはもう忘れている
どうせ何かが変わる訣じゃないとささやかに悟る
戻る
編
削
Point
(5)