メ/nonya
ように
理性の朝を拒み続けた男のメジリは
すでに垂れ下がり切っていて
小悪魔のメウツリを捉えることができない
小悪魔の羽ばたきが合図だった
男は
踏み外した
踏み外してしまった
いや
踏み外したかったのかもしれない
でも
落ち切れなかった
小指一本で
踏みとどまった
ミタメはマジメで
ヒイキメに見ればヒカエメなのだが
ヨワリメの上にタタリメで
とことんダメな男のメが
またあてどなく泳ぎ出した
仕方がないのかもしれない
男のメは節穴どころか
奈落なのだから
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