ホームワーク進行形/望月 ゆき
 
ぼくの投げた、ダーツ
海沿いカーブで 急ブレーキ
壁に貼られた
ロックスターのポスターに
ささって


ぼくの投げた、ダーツ
あそこは風が通るから
早く起こさないと、って
ロックスターはすこし泣いて
コージは、飛んだ



胸にある思いや
やらなくちゃいけないことは
すべて忘れたふりをして
ぼくたちは 歌ったり
シュガートーストをかじったりして
遊んだ


そうしないと
笑ってなんか
いらんなかった


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