情熱を乞う/
朝焼彩茜色
重ね重ねの紺碧の この空に
投げかける吐息を
最盛期の第二四季が
情熱をも越える強靭の風が
運んでゆく
重ね重ねの夜空の色をも 飲み込む
この空に
情熱を燃やさないなんて
満ちる紺碧を 追い払うなんて
アタシには できない
重ね重ねの紺碧の この空に
最盛期の第二四季が
オアシスをも蒸発させる
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