情熱を乞う/朝焼彩茜色
 
重ね重ねの紺碧の この空に 

投げかける吐息を 

最盛期の第二四季が

情熱をも越える強靭の風が

運んでゆく

重ね重ねの夜空の色をも 飲み込む

この空に

情熱を燃やさないなんて

満ちる紺碧を 追い払うなんて

アタシには できない

重ね重ねの紺碧の この空に

最盛期の第二四季が

オアシスをも蒸発させる
戻る   Point(10)