ある友人との対話から03/番田
く感じることである。ただの飲み会であったなら、その辺の友人とでも行っていたほうが私にはよっぽどマシである。風俗街で3000円も払えば、素敵な女性とのひとときもついてくる。そんなことはどうもいいのだが…、昨今はそんな実の無いメールのやりとりばかりをしていた。私は質問を彼らに投げかけ、彼らは何もそれに対して答えないというようなことが続いていた。そうなのかもしれない。誰も、強制されない限り、話し合いの中では自分についてのことはあまり話したがらないものだ。フォーラムの詩を読んでいてもそれはとても感じる。自分の立場を明白に表明することから逃げているかのようだ。頭が良いのかどうなのかわからないが、そういった後ろ向きな姿勢が、政治や文化自体を荒廃させていくようで私には少し怖い。
つづく
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