ある友人との対話から03/番田 
 
私はそういった芸術に関する一連の話し合いをメールを通して行おうとしたわけなのだが、アーティストたちは一向に私に対して取り合おうとしなかった。そういったことは、直接の対面を通じてやるべきであるのだという。しかし、実際に彼らと私が会ったとしても、具体的な意見の交流と言ったものは絶対に難しいと思われるのが実情であった。そういった場所ではすべてはただの飲み会に終始して終わるのが目に見えているのだ。で、あるからこそ、言葉や画像によるやりとりの方が豊潤な成果が出るように思われるわけである。実際の対面を通してでは、まるで空気を投げ合うようなやりとりしか行われないであろう。これは、国会中継を見ていても本当に良く感
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