首都高/AquArium
 
と何モノにも
見えないくらいの
スピードで
首都高の
流線型になって
このまま
消えてしまおうよ
―・―・・―・・・――・・・・・---------------------------------



また

呼び起こす
あのときの
駆け引きの醜さや
心臓の脆さや
冷たい雨を
脳の中を駆け巡っていく

ああ

星の見えるところでは
キレイな夜景なんて
見ることができない
どうしても
見ることが
できないことくらい、
わかってるよ

だから

僕の向かう場所に
光なんて
ないのかもしれない
って
突然、
汐留JCTで
泣きたくなった




戻る   Point(2)