twitter/葉leaf
 
en many poems.(私は詩人ではない、なぜならこれまでたくさんの詩を書いてきたからだ。)

夜があまりにも静かだったので、僕の脳髄もあまりにもとろけ落ちてしまいそうだったので、ドヴォルザークを聴きました。ドヴォルザークは僕の聴覚なんて局所に集中しているのではなく、宇宙の静寂を別の角度から切り取って来るような響きでした。こんなにも宇宙は何もないのに均衡や軋轢で満ちている。

「学」という字のつく言葉が好きだった。物理学に始まり、哲学、法律学、と。そこにある古びた高級家具の香りの様なものが好きだった。貧乏貴族の愁い、没落貴族の意地、そんな風合いがするところも好きだった。もちろん、それ
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