月曜の朝/
永乃ゆち
曖昧な笑顔を
優しさだと思っていたから
本気になって辛かった
待つのは簡単だと
タカをくくっていたから
毎日が長かった
だから思い切って全部捨てた
捲ってしまえばカレンダーもただの紙切れになる
たくさんの×印も分からなくなるくらいに丸めて
月曜の朝に粗大ごみで捨てた
だから
今は
もう平気
戻る
編
削
Point
(3)