小さな恋のうた 追伸/きや
 
目蓋の裏に赤く焼き付けられたきみの白い肌に
舌を這わせた

きみの背中に髪に足に腰のゆるやかなくびれに目を滑らせては

やがて別れを告げる涼しい緑の丘で

脳を軋ませてきみと

深い海に沈んだ



つるり、と
水面をあめんぼうが滑っていった

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