喚く死の影のエコー/ホロウ・シカエルボク
からない、そんな感覚がどういう気分を呼び起こすのか分かるか、確実にどちらかを選択するだろうという確信がある、気分…もしもそれが死だったら、もしも選択するものが死だったとしたら…俺の終焉、俺のカットアウト、俺の脳漿、俺の最期…俺はそれをネットの世界にばらまいたりするだろうか、いや、たぶんそれはない…なぜならそれに近いものをこれまでずっとばら撒いてきたからさ、あんたたちがいま読んでいるこうしたもののことさ、そう…俺は昔見た夢を思い出したよ、頭のおかしな女が出てきてさ、その女は…そう、ふたつの意味で頭がおかしくって…無頭症の子供みたいにさ、脳味噌がむき出しになってるんだよ…どう見たってこぼれてきそうなも
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