陽の当たる場所で/beebee
 
時代を
ぼくは懐かしく思い出す
みんなが力強かった
みんなが誇らしかった

その時ぼくたちは
東京の街を大きく膨らましたよ
ぼくたちは無精髭のように
地球をトゲトゲに膨らました

それぞれが別々に伸びて
ふっくらと膨らませた
ぼくたちは若かった
ぼくたちは自信満々だった

何だって出来るし
何だってやるんだって
意気込んでいた
それからずいぶん経ったけれど
ぼくたちは次の地平を望み
こうやって立ち続けている

だからぼくは想うんだ
朝日を浴びて
立っている時のぼくが
一番輝いて幸せな時なんだと

鼻先が赤く輝き出して
口元は自足の笑いで

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