大人にな◯ない/
TAT
何かその後はもごもご言いながら
タバコ臭い息で授業に戻ったんだと思う
あんまりスペシャルな記憶が無いから多分そうだろう
憶えてる事と言えば
タイルのケツの冷たさと焦げた手の痛み
個室の隙間から射し込んでくる細い黄金の中に泳ぐ陽の埃
かすかに聞こえるロバのパン屋のカセットだった
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