人生はセンスとリズム感が必要だと思うの/初代ドリンク嬢
死に行く体を抱えたまま
どこまで歩き続けるのだろう
青い乳房を抱えたころの私は
遠い昔
何を考えていたのか
励ましの言葉を発したいと思うのだけれど
私がそれを必要とはしていない
太った白黒の猫は捨てられた
お前は捨てられたのだよ
誰かの家の前で
甘えた声を出してみても
もう二度と家の中には入れない
月を見上げる自由
昼寝をする自由
スペシャルな子どもたちは
いつまで
スペシャルなままでいられるのか
心を壊さなければなら
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