ポイントいりません(絶望していろバーカ)/モリマサ公
なんておもってないよ。
記憶に明日は無い。
フレームという断片の中で「わたしたち」が漂ってる(笑)
「やさしくかがやいている湖」にだれもが写り込むことができるように。
山の稜線をはさみでなぞって「パードンミー」の声がよこぎる。
車線の向こう岸に「きみたち」がいた。
だれのせいでもないのかもね。
植木鉢の中のクモの巣?
とっても安全な痛み。
いつからこんなふうに「ぼくたち」は歩いてるのかしら。
目覚まし時計が鳴らない朝に太陽がゆらゆらのぼってゆく。
「だれにも会いたくありません」
が画面にぽっつり表示されて。
「ぼくたち」はすでにコミュニケーションをはじめてしまう。
「絶望していろ バーカ」
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