狂気/HAL
 
ットの後部からの銃撃を護る防護板を省くことであり
燃料タンクを銃撃から護る鉄板すら外すことでもあった
その軽量化によって零戦はかつての戦闘能力を回復したが
しかしグラマンに後方から銃撃されれば
パイロットは即死であり同時に翼を撃ち抜かれれば
即座に零戦は爆発炎上し墜落することを意味した

しかしアメリカ海軍はグラマンに対して日本海軍と
同じ方法は執らず零戦との真っ向勝負に挑んだ
その理由はパイロットを育て上げるのに
莫大なコストが必要であったことにある

そこでこれを読んで頂いているあなたに問いたい
アメリカは日本より自国の兵を護るために
人間的であったかどうかと云う質
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