声の救われ/
吉岡ペペロ
愛してるとか
大切だとか
大好きだとか
どれもがぼくの気持ちに
足りないようなそんな気がして
おんなの声に救われて
ぼくは明かりをつけないで
布団のうえに倒れ込む
闇に白光がまたたいている
見たことのない光景が
猛スピードで点滅している
愛してるとか
大切だとか
大好きだとか
どれもがぼくの気持ちに
足りないようなそんな気がして
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