サウンドトラック/ねことら
黒反転のパンダ、つまりはみんなのシャドウだ。ひらひらとカンフーのポーズを取りながら。アキラは片っ端から気に入らないことを見つけだして、武装解除させた。勉強や毎朝の礼拝、24時間テレビや健康器具、そういったゴマカシだ。
寿命。寿命なんてハタチでおわればいいのに。どんどん体は臭くなるばっかり。「ジョーシキがあればさっさと頭をゴミ箱につっこんじゃうことさ。で、ケツからまた犯しちゃう。究極のセルフサービスってわけ。おれは環境にやさしーから」ケケケ、それはアキラの弁。
コウくんコウくん、こんど映画いこう、あのゾンビでてきてにんげんもでてきてにんげんをつぎつぎ襲ってさいごにマシンガンでやっ
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