「散歩」/
ベンジャミン
の歩幅の違いとかのせいにして
僕は前へ進もうとするふりをしながら
少しずつ後退してしまうかもしれない
それでも君は笑顔で言うんだ
散歩に行こうって
僕はその笑顔に救われるように
やっと一歩を踏み出せる
心が錯覚してしまわないように
君や君の背景をしっかりと見よう
そして地面の感触を足の裏に感じながら
僕は本当に散歩しよう
少し身体が軽くなったように思うのは
きっと気のせいじゃない
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