世界との闘争ーーー詩についてーーー/
yamadahifumi
はない。他人に対する強い感情、世界に対する愛、それ故の失望ーーーそんなものを感じ取れない人間が一流の詩人となれる日は決してこないであろう。だが、それでも世間や社会は形式としての詩を追い求め続け、そして偉大な詩も偉大な詩人もみんな博物館に閉じ込めておこうとするだろう。
我々は詩を書く前に、この博物館を出なければならないのだ。そして言葉という剣によって世界と闘いーーーあるいは和解しなければならないのだ。
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