腸詰めをものする/salco
 
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1本のソーセージを自我とする

貫く串はリビドー又は時間軸だろう

小麦粉と溶き卵、それに砂糖
このブ厚い衣が自尊心

適温の食用油で適宜に揚げる
これは処世術(セオリー)と言える

外はカリッと
中はフワッフワ

仕上げにケチャップとマスタード
適量の楽しみ、スパイスの添加は欠かせない

こうするとソーセージの質を問わず
おいしく食べられ、小腹を満たせる
実にコンビニエントだ

そして串の尻にこびりついたカリカリの欠片
このいぎたないひとかじり分が恐らく
私の実質




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1本のソーセージを戯画化
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