パンダ動物園/まきしむ
 
には彼らと僕、それと小さな日よけがさをかぶった
女の子だけがいる、ここは何処かの豪邸の庭らしいんだ
太陽は眩しかった、そちらに目線をやると気泡のような
思い出のような丸いわっかがたくさん見えた
敷き詰められたコンクリートを出ると芝生が続き、
遠くでは針葉樹林がおもちゃみたいに突き出ていた
僕はこんなところに一生閉じ込められたまま、もう二度とでていけないのだろうか?
そんなことは誰ひとりとして興味などなく、私はパンダとして生きていくしかないのだろうか?
今はもう、公園が、ただ一つの
陣地 です
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