高度資本主義社会を経て/komasen333
 
短くない時間 
振り返ってみれば
積み重ねてきたんだね

頼りないおつむを
どうにかこうにか
叱りながら、励ましながら
息つく暇もなく

隣の芝生を眺めて
「青い・・・」と
言葉を失くす日々も過ぎて

ぼくは僕で
キミは君で
J-POPの歌詞に沿うように
いつの間にか大人びて

あんなに大きかったはずの
駅前の高層ビル群も
あんなに輝いていたはずの
首都のオフィス街も

時代の風に呑まれて
世代の声にもまれて
静かに、静かに、薄れてゆく

何を? 
何を? 目指してきたんだろう
何を? 
何を? 夢見てきたんだろう

戦争らしい戦争
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