「告白」を読んで/そらの珊瑚
 
容はまったく覚えていないし、現物も残っていない。安堵!)それから何十年のブランクの末こうしてまた詩を書いているのは、きっと縁があったということだろう。(詳しくは年がバレるのでぼかします)
 
 前おきが長くなってしまった。ここから本題。
 まだこの本をお読みでない方のためにネタバレにならない(たぶん)程度の感想。
 一言でいうと(乱暴だな〜)娘を学校で殺されたシングルマザーの復讐劇を書いたお話。
 まず読後一番に思ったのは「救いがないじゃん!」ということ。不幸というか不運のオンパレード。救いのない本というのは他にもあるけれど、この後味の悪さがこの本の真骨頂であろう。(「殺人鬼フジコの衝
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