山岳進行/komasen333
辿り着いた瞬間に 転げ落ちてゆく
上昇スピードに吊られて
重力は引き摺り下ろしてゆくのがお好きで
上手く
着地できてからが 本当の意味での勝負
穏かな下り坂なのか
断崖絶壁なのか
そこに辿り着くまではわからない構造
だからと言って
登ることをはなから諦める
それはあまりにもつまらないし
それでは
決して満たされることはないと知っている
山は1つじゃない
ほら、よく見渡してみれば
空も、海も、大地も一つ一つが山
なんなら
自分で作るのもあり
すべては意志に懸っている
一人一人に合った山がある
それは
難易度の問題ではなく
継続しがいがあるか
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