刺客/yamadahifumi
 
   

言葉の沃野で
俺は途方にくれる
俺は詩人だ
ただ、自分一人でそう認めているだけの
もし君が世界に認められたいなら
そのノウハウはどこの書店にも置いてある
ただ、そうする事は僅かに
人生の浪費であるかもしれないだけだ
君は目を失って 始めて
物が見えるようになるだろう
そして僕の言葉が遠い残響の内はまだ
君は僕を殺しにくる刺客なのだろう
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