僕の欠片/Tシャツ
僕は写真を撮る。何故?何故だろう。僕はシャッターを切るとき、きっと何かを感じている。そして、それが銀塩の中に放り込まれる事を願う。なんでもかんでも撮る。何かを感じれば道路を真上から撮っちゃう。建物も、自然も、動物も、恋人達も親子も、みんななんでも撮る。あんまり撮りすぎて、フィルム代や現像料が頭をよぎって、指先から力が抜けそうになる。けど、目の前を女子高生が通る。イイ!って思う。200?望遠をつけて撮っちゃう…!現像するとなんで僕はこんなものを撮ったんだろうって写真が何枚も何枚も出来上がる。でも、そんな中にちょっとキラリとする奴がいる。僕はその写真に題名をつける。現像師のおっちゃんに見せる。友人に
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