焦がれること/
白詰ちゅか
その花の悶えるさま
太陽を切り抜いて
ふさぐベルベットの壁に
寄り掛かる深淵
波の音を聴く
心の中
ひとの道がある
ゆっくりと
這うように跳ねる
明日からばら色の日々
燃えている
鳥は
泣いていたのか
君はどこを見る、みる
いちばんの鐘
揺れ動く屋根
ざわめく足元
きらめいた灰
それらの慟哭
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