I ask/
きみのてを
日の光を浴びた詩は
いつしか風化していくだろう
人の目に触れて
形を変えてゆくだろう
暗闇の中にぽつんと佇む詩は
鮮度を保ったまま
誰の心にも留まらないで
静かに静かに姿を景色に変えるだろう
なぁ 詩よ
君の生き様は潔いなぁ
それとも
迷いは許されないのかなぁ
君に込められた想いは
君に迷いを与えなかったのかもしれない
ただ永遠と続く一途を
持たされて
作者に旅に出された
終わらない道を
終わりなく歩くように
なぁ 詩よ
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