敷き詰めたドア/komasen333
続く
透明な螺旋を広げる新しい朝
悩みにも乱れにも
苦しみにも急降下にも
嘘みたいな微笑が付随し始める
すべてが現象に過ぎないのと
温かく
言い聞かせてくれるような
ゆらぎによって引き上げられていく
どこまでもいってみよう
いつかのドアの向こうに敷き詰めた
盛大な幻想畑へ
今、整然と
瞼の奥から抱きしめるような気持ちで
手を振り返す
いつまでもいってみよう
どこかのドアの向こうに敷き詰めた
壮大な幻覚畑へ
今、雑然と
瞼の奥からキスするような気持ちで
思いっきり手を振り返す
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