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十二支蝶
映像はいくら夜と朝が早くても差し出したこちらに抱えはられぬ
みたことのない窓に反射する泡 血眼に広がる
暴れて割れる
浅はかと 思われるかもしれないが
腹はいま 空腹のなか
あいあい はいはい
立てた頭 瞼を閉じたくなるほどの酸と
近い海宙から 浅はかと思われるかもしれないが 近いうちに
手首を広げる
もしもし あいあい はいはい
かたまりはいま 空白のなか
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