演歌が聞きたいときがある/天野茂典
 

   70年代には有名だったぼくも
   詩を捨ててから
   駄目になった
   いまぼくは書いている
   玉石混交
   言葉に出してみることだ
   冬の蛍が飛んで行く
   そんなものだ
   詩一篇の行為
   動いてから書くか
   書いてから動くか
   勝手に決めろ
   ROCKじゃ駄目だ
   演歌でなけりゃ
   俺も焼きが回ったか
   演歌が聞きたいときがある


          2004・12・07 

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