honesty/ホロウ・シカエルボク
 



明るく
楽しく
元気に
ハッピーに


なんて


やりたいと
思ったこと
なかった


人の言葉に頷き
決められたことを守り
与えられたものをこなして
型枠にぴったりと合う成長なんて


欲しいと
思ったこと
なかった


生まれた時からこれまでずっと
頭の中で疑問符が吹きだす
誰かの良し悪しなど関係なく
間欠泉のように
幾時間おきに


僕が知らなければ
僕は頷けない
僕が頷けなければ
それは正しくない
側溝の浅い窪みに
隠れて
世界を眺めつづけていた
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