欲望の実践/
青土よし
唐突な偶然とそれが途切れる奇妙なせつなさに私の神経が致命傷的に反応して
取り返しのつかない程度の絶望を残して去っていく。
類稀なる奇跡を予感して捨てては切って切っては捨てた数々の痛覚を忘れる為に。
始まりはいつも世界の中で行われる。
子どもは雨つぶを飲んだ。
戻る
編
削
Point
(2)