サイコロの目/
藤鈴呼
夕暮れの 中で
何かを 感じた
それが 何かだって 言うことまでは
分かった
後は 雨が
洗い流して しまった
跡に 粒が
自己主張を しているだけ
霧雨ならば
硝子を 少しだけ 繊細に
染める程度で
降っている 感覚も
僅かですから
頭の中身を 整理しながら
首でも 振って みましょう
その方が 良いんですよ
サイコロの目など
気にするよりも よっぽど
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