スーパーエンドルフィン翠星石/一 二
射して
俺の目にお前が映った
そして俺の目を反射した光は
今も宇宙を駆け巡っている
時間と空間の存在が無くなるまで
俺たちの愛の結晶は無限に進みゆく
俺はお前を心から愛していたが
お前に一度も性的欲求を抱いたことはなかった
だけど愛した証を残せて
俺は嬉しい
俺たちこんなにも愛し合っていたんだ
軽く生物を超越しちゃうぐらい
こんなことをウダウダ考えながら
この先を生きていくのは嫌だから
翠星石
俺を殺してくれ
俺が忘れたころに殺してくれ
お前への頼み事を忘れてしまっても
お前という存在は決して忘れない
そして殺すときは
俺を抱き締めてくれ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(11)