ある帰宅の雰囲気。/神木♪龍
寄りかかる君の重み
心地よいゆれ
それに合わせてゆれる僕のじゃない肩の重み
それら全てが
僕の鼓動に合わせて動作していて
居心地のよい1つの空間を形成していた。
他にあるものが
無い事のように進んでいく1つの空間。
そんな空間がふとした拍子に
くずれちる。
軽くなった僕の肩。
起き上がる君の頭。
普段はないものがあったちょっとまえ。
今はないものはなく
あるものある。
居心地の良い空間になれた
私の心は。体は。
得体の知れない無に包まれていた。
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