まやかし/
永乃ゆち
愛なんてまやかしだと教わった事がある
目の前を黒猫が通り過ぎた夜はいつでも
へべれけになって好きな女の名前を叫ぶ
抱きたいわけじゃねぇが手を繋ぎてぇな
愛すべき愛されない人類!と唾を吐いた
戻る
編
削
Point
(2)