駆け寄ったエレベーター/
永乃ゆち
ある朝駅の自動改札に止められた
駆け寄ったエレベーターの扉は閉まった
君の部屋へはもう二度と入れない
全てを遠ざけて自由になったつもりだった
遠く遠く一人はじかれたのは僕自身だった
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