twitter/葉leaf
てしまうのです、田んぼに植えられた稲の苗、あれなんか都市のビル群みたいじゃないですか、水道完備の、山に登ると、鬱蒼と茂った林が都市みたいですね、鳥や虫が郵便の役割を果たし、僕の体も一つの都市です、こんなに精巧な都市はありません、会話は都市同士の話し合い
僕はいつものように「文学は政治のためのものか」「文学は社会の役に立つのか」という問題について考えていました、ところがこれは問いが逆さまだったのです、政治が文学のためにあり、社会が文学の役に立つ、ところが本当は更に違っていて、文学と政治と社会は等価だったのです、ってわけわからんね、
僕は「詩人」らしく自分の内奥に深く沈潜していったのです、
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