君が おしえてあげて/朝焼彩茜色
 
君が おしえてあげて
君が 得た点から天を
   手あてが必要なあの子に

君が おしえてあげて
君が 転がしたあたたかい心の在りかを
   痛々しく素直が眠るあの子に

君が おしえてあげて
君が お花畑で摘んだ 徳を
   棘で地球を回してるあの子に

君が おしえてあげて
君が 短所を受け取った長所で
   弱音を吐かないあの子に

君が おしえてあげて
君が 目指した憧れを
   嫉妬から生まれたものだとあの子に

君が おしえてあげて
君が 自分のものさしで計った 指し示す道を
   情報過多に塗れているあの子に
君が おしえてあげて
   あの子のものさしに 合わせて

君が おしえてあげて
君が 呑み込んだ 果てし無い想像力と
君が 喉を詰まらせながら 腑に落とした涙を
   あの子に 噛み砕いて 流してあげて

君が おしえてあげて
君が 得た点から天を

あの子が得る 点から天を

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