七日間/寿
 

金曜日には愛に気づき

土曜日には片付けはじめて

日曜日には星になる


どんな人生も美しいと言えるようになれたら

きっと生まれた時と同じ景色を見ることができる


色や形が違っていても
(時間や瞬間に置き去りにされても)

それはそれで幸せだと言ってもいいと思う



雨が上がるのを待っている
土の匂いがやがて夏をつれてくる



知らないだろう

誰が何を想っているかなんて


誰も知らない七日間に

生き続けるひとの光が見える



どんな結末になったとしても


神様にだって

おしえてあげない




戻る   Point(3)