1,2,3d-display/しもつき七
ークをもらって、強制終了かけられてしまうんだって、
だからもう、さがしあてて。可能なら、シャットダウン
ぎりぎりまでに。反射、そして屈折して、伝わったもの
だけにくちづけを。わたしたちは互いに、瞳のスクリー
ンいっぱいに映し合った、印象として生きているんだっ
てこと。
いつだってこれが最後のような気持ちがしてる。時限爆
弾が歯を鳴らしてわたしを抱きしめる。きみの脳裏に打
ち出された文字の発音記号、わからなくてエラー。ディ
スクの読み込みに何度も失敗する。
思い出に質量はないけど、思い出すことがエネルギーに
なった。記憶という領域に、きみが書
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