ありふれたこと/eris
 
渡しそびれた手紙
あの日
あの場所で
君の1番の思い出に
なろうとした僕の拙い証

不細工でちっぽけな文字
慣れないことはするもんじゃない
それでも書いた
手紙

何枚も失敗して
ぐちゃぐちゃにした
ごみ箱の中の君への想い
読み返す勇気もないよ

でも
いつか いつか
渡せる時がくるのかな

「さよなら
 お元気で
 君の笑顔が
 好きでした」
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