側室と菖蒲/
朝焼彩茜色
魂を包む
アタシの選んだ兜に
二言は無い
政治の星の字も読めぬ 器から漏れる愚かさよ
時間だけ かけるだけかけて 滅びゆくがいい!
トリカブトに魂を包む
アタシが選んだ兜は
二度と生まれ変わらない
覚悟の華は菖蒲色
永遠に菖蒲の華を待っている
暗闇からの生まれを繰り返すだけ 繰り返し
滅びたアタシは
想いを馳せれますように
菖蒲に魂を包む
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