LOVE,is like a rain./mm
 
らせる
思想想像静脈脈拍
脈絡落胆断片変質
後悔ならしてないフリ

思ったほど荒い波はなく
醒めるような陽射しにも逢わず
ただ水平線のように褪せていく
果てのない残像は見飽きたんだ


走り出す 風を追い抜いて
眠りこけた欄干乗り越えて
名残惜しそうな空き缶蹴飛ばして
何も見えない何も聴こえない
ただ感じた この空の身体が
世界が割れるような眩い未来を


誰かが呼んでるよ
君だったんだね

ああ彼が顔を上げたよ
僕だったんだね



にこり 空が笑った気がした
何も知らない風な雨上がりの街
ふと虹はかかるかなとひとりごちて
何気なく踏みだすいつもの一歩
そうして世界は続いてゆく
また道に迷ったら会えるだろう
誰彼構わずに降り注ぐ
あの 灰色の 愛の下で




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