我が物顔の雪は降り止まぬ/
アルビノ
とけあう
それはどちらも白色で、
街に静寂の壺をかたむけてこぼしていく
ツォーク ツォーク
響くのは静寂の音
つららが伸びる音
街灯だけつまらなそうに灯る
10メートル先の灯りを盗み見てぼやいた
逃げられない冬がきた
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