雲の上の唯一/朝焼彩茜色
 



唯一が突き抜ければ

見届けてやりたい

其方が想いでしか届かぬ領域まで

見届けてやりたい

 唯一が突き抜ければ

無二に近かれ遠かれ

似た色合いを乗せてくれる 優しい飛行機雲

  本当は生半可な優しさ 雲の上の唯一

  その上を突き抜けてゆくのか!

されど 見届けてやりたい

同色のはずが似た色合いと きっぱり区別する 光線唯一

其方が想いでしか届かぬ領域まで

  真理に肉体がついてゆくのか!

 唯一が突き抜ければ

  きっと 本当の役目しかできなくなる


    「それでいい」

見届けます 其方が想いでしか届かぬ領域まで
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