上野で18時/
番田
昨日会社を辞めてきた。僕の心にはため息が一つ。それは何も意味を持たないだろう。君も詩を書くのをやめてしまった。こういった感覚は、いつかどこかで感じたことのある感覚だ。子供の頃、暮れかけた公園の中に感じた色彩に似ている。僕らは二人、立ち飲み屋の中で笑いあったものだ。そうして、僕らは、誰の目にとがめられることもなく、家路についた。
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